参加した子どもたちの様子 〜『子どもの自己肯定感を育む』

野外活動を企画・統括された方のコメント

キンダリーインターナショナル

一般社団法人子供教育創造機構

代表理事 森 博樹様

野外活動で「よるの森のハイキング」を実施された目的は何ですか?

キンダリーインターナショナルでは、子ども達の『自己肯定感』を育む取り組みに着目しております。また、子ども時代の自然体験は、子ども達の「意欲・関心」を高める事が経験的に分かっております。しかし、都心に住む子ども達にとって自然に触れあう機会はそう多くありません。

 

そこで、日常生活や親元から離れ、自然に触れ合いながら、自主的な活動を通して「自己肯定感」を育むプログラムを検討しておりました。そして“夜の森をハイキングする”という活動を知る事になります。実際に2歳の娘と妻を連れて「よるの森のハイキング」に参加して、整備された安全な森である事を確認しています。加えて、“夜の森”という特別な環境の中で五感をつかう機会はとても価値が高いと考え、サマーキャンプの活動として「よるの森のハイキング(五感キャンプ)」を導入いたしました。

 

実施してみた結果、成果はいかがでしたか?

“夜の森”に出ると、月あかりだけが唯一の頼りです。怖がる子ども達もいますが、数分すると目が慣れて周りの状況がつかめてきます。環境に慣れ、視覚以外の感覚が高まると、子ども達の活動は自然と活発になっていきます。「もっと活動したい!」という内発的な好奇心が怖さを乗り越えた瞬間だと思います。怖いと思い込んでいた“夜の森”でも、五感を使いながら少し挑戦的な活動にも取り組めた事で「自分はできる!」という感覚をつかんでもらえたと思います。

 

キャンプ後には保護者の方から日常生活の変化について、幾つか教えて頂きました。

・「家の中の暗いところも平気になった(小1男子)」

・「内気な子が”キャンプに行こう”と、積極的に発言するようになった(小1男子)」

・「一人で髪を洗えなかった子どもが自分で髪を洗えるようになった(小1女子)」

・「娘が楽しかったと言っている。八月はキャンプはないのか?(小1女子)」

 

その他、お気づきのことがあれば教えて下さい。

“夜の森”では、視覚に制限を加えることで他の感覚に意識が向かう事を知り、感覚が鋭くなっていく体感が驚きでした。忙しさの中で忘れがちですが、人間は環境の動物だと改めて感じています。そして自然の中で「今」に集中する(自然と一体になる)ことができ、とても気持ちが良かったです。静かな森の中で見上げる星空はとても綺麗でした。

 

今年のサマーキャンプでも「よるの森のハイキング(五感キャンプ)」を導入させて頂きます。私達は街とは異なる自然環境の中で、「五感を刺激する活動」を通して、人間としての豊かさを育んでいきたいと考えております。

 


五感キャンプ(法人・団体対象)の、その他の開催例については、こちらをご覧ください。