WHO(世界保健機関)は、健康・ウェルビーイングを「身体」「心」「社会」の3つの側面から定義しています。
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
私たちは、この定義に加えて「自然とのつながり」が真のウェルビーイングには不可欠だと考えています。人は自然の恵みによって生かされていて、健全な自然環境があってはじめて、個人も社会も健康でいられるからです。
また、健全な自然環境のためのサステナビリティやネイチャーポジティブといった概念(思考)も、実際に自然に触れて、“自然を大切にしたい”という想いが一人ひとりの内に根づくことで、本質的かつ継続的な取り組みになるのではないでしょうか。
よる森は、地域にある自然の中で、自分自身と向き合い、仲間や他者との絆を深め、自然とのつながりを再発見する機会を創り出します。
こうした体験は、地域を訪れる人にとっても、そこで暮らす人にとっても、互いの視点や感覚を分かち合う機会になります。誰かが一方的に提供する関係ではなく、ともに場をつくることを目指しています。
この取り組みが、人間らしさ、生き方、あり方、そして暮らし、地域・自然との関わりを見つめ直し、新しいつながりを育んでいく小さくても確かな一歩になると考えています。
よる森は、人と自然のつながりが育まれる場づくりのために、参加者の皆さまと、地域の方々とともに、その土地らしさを生かしたプログラム制作と実践に取り組んでいます。
自然環境(地勢・気候・動植物など)や、食・文化・歴史を生かしながら、ハードに頼らない、その土地に息づく体験と時間を育んでいます。
一般的な観光やアクティビティとは異なる時間や場所を活用することで、これまで見過ごされてきた森や地域の新しい価値を探究していきます。
自分・仲間・自然との対話は、人と自然(森|地域)、人と人とのつながりを育む、かけがえのない時間になります。
※2025現在
「また阿蘇に来たい」という声をたくさん頂きました。よる森では 人間関係 を構築できることが、リピートにつながっていると思います。
地域に元々ある自然の資源を活用して、そこに人がいれば成り立つコンテンツをつくり上げている よる森 だからこそ、地域の魅力が、参加者の方にダイレクトに伝わっているのを感じます。[MOYAI 青木さん]
[参考]旅と地域活性の専門家の声
初夏〜夏にかけての「森の一昼夜」(一部)
富士山麓(静岡), 竹寺(埼玉), 養老の森(山梨), 阿蘇・南小国(熊本)…での開催の様子です。
新しい旅のカタチと 地域活性 - 専門家がみた「よる森」
①ビジネスパーソン・子育てママ ②旅の専門家 ③地域活性に取り組む住民という3つの立場からお話を伺いました。
街と森を行き来する”現代の参勤交代”を提唱される養老孟司先生にお話を伺いました。
『森に行け』と提唱される理由 / 考えることの限界 / 無理を続ける理由 / 揺する / 社会的概念 / 自然は中立 / 測りすぎ / 自分の感覚 / 空 / 『よる森』と『揺する』 / 意識から出る。街から出る。 / 森以外の揺すり方 / 森で起こること / 変わるために揺する / 幸せについて… / 余計なことをしない / 街
ダイジェスト版はこちら
人と自然のつながりが育まれる地域づくりに関心のある方、地域活性に取り組んでおられる方、縁のある地域でよる森を開催してみたい方など、気軽にお声かけください。